名古屋市南区 本地祭り




[0] 名古屋市南区 本地祭り

投稿者: sin

10月第1土・日曜日に開催される本星崎町(旧本地村)の星宮社の祭礼です。
本地祭りは宝暦5年(1755)の尾陽村々祭礼集にも記述がある古い歴史を持つ祭りで、廻間組、田古屋組(宮本)、町組、大道組が山車を出していました。
ところが、昭和43年を最後に山車が出なくなり、代わりに飾り付けた軽トラを使って祭りを行っていました。
その後、平成4年に解体保存されていた町組の山車が復活し、次いで、残っていた屋根等の部材を利用して平成12年に田古屋組が、平成14年には廻間組が、それぞれ山車を再建し、さらに平成17年に大道組が山車を新造したことによって、4台の山車がすべて復活しています。
また、現在では、本城町、星宮町の軽トラをベースにした山車も参加しています。

ご指名いただいたのでスレッドを立ててみました。





[3] 町組

投稿者: sin 投稿日:2014年12月23日(火)10時46分40秒  返信

町組の先代の山車は昭和20年5月の空襲で焼失しています。
この先代の山車は写真も残っていないようで、由緒も不明ですが、町組の祭礼帳である「永代定鑑」によると、明治24年に祭塗カエ、高ラン新調、前大亀ヌイナオシ、車直シが、明治28年に志んぼがえ(心棒取替え)が行われ、大正4年には名古屋門前町の梅金店にて高欄幕(水引幕)を新調しています。「前大亀ヌイナオシ」とありますから、大幕の正面に大きな亀の刺繍が入っていたのでしょうか。

「永代定鑑」には現在の山車の建造についても書かれていて、今の山車は昭和31年に再建されています。大工は、町内在住の岸尾伊與吉が棟梁となり、その他に小出一義、稲葉三造、稲葉春市、石川実、小出富次の5人の大工が関与しています。また、高欄幕(水引幕)と大幕は梅金商店で仕立てられており、年号や梅金商店の名前は水引幕の裏地や幕箱にも墨書きされています。

町組には他の組と違って山車を組んだまま納めておける山車蔵がなかったため、山車は解体保存されていました。そして、本町公民館建替えの際、物置から山車の部材が、床下から車輪が出てきて、車輪以外の部材は問題なく使える状態であったことから、山車復活の機運が高まり、平成4年に町組の山車が復活しました。車輪は、復活当初はゴムタイヤを使用していましたが、その後、木の車輪を新調し、平成20年には采振り人形を新調しています。

2008年4月20日撮影




[2] 田古屋組

投稿者: sin 投稿日:2014年12月23日(火)10時41分36秒  返信

田古屋組の山車は、田古屋組の祭礼帳である「祭事勘定帳」によると、明治35年旧1月29日に金160円で買い入れた山車で、同じ明治35年10月1日の所に祭車塗代、金物代などの記述があることから、購入してすぐに塗りを施したことがわかります。この「祭事勘定帳」には、山車をどこから買い入れたか書いてありませんが、太鼓の箱に、明治22年8月という年号や、「裏相生町」、「浦島車」と書かれていること、伊勢湾台風前には浦島太郎の人形のボロボロの衣装が残っていたという伝承があることから、現在の名古屋市東区相生町の浦島車を購入したものと考えられます。また、山車の墨書きから、山車を製作した大工は森棟九郎であることがわかっています。

田古屋組の山車は、休止後は山車蔵の中で組んだ状態で保存されていましたが、平成4年に屋根などの部材を使って自動車山車を作りました。
そして、平成12年に、残っていた屋根などの部材を使って、大工さんの指導の下、毎週休日に住民が作業に当たって本格的な山車を再建しています。

2008年4月20日撮影



[1] 廻間組

投稿者: sin 投稿日:2014年12月23日(火)10時37分52秒  返信

廻間組の山車は知多型外輪の山車で、前山の屋根裏の墨書きから、安政3年(1856)に建造され、大正3年に前山を修理したことがわかります。廻間組の祭礼帳の安政4年(1857)の所に、新車諸入用附や車蔵入用として、山車の新調や山車蔵の新築に要した費用の集計が記載されており、山車を製作した大工として鈴吉、彫物師として新兵衛という名前が見えます。

廻間組の山車は、休止後は山車蔵の中で組んだ状態で保存されていましたが、平成5年に屋根などの部材を使って自動車山車を作りました。
そして、平成14年に、残っていた屋根などの部材を使って、大工さんの指導の下、毎週休日に住民が作業に当たって本格的な山車を再建しています。

本地祭りへは夜に行くことが多く、少し前の写真になりますが、平成20年に行われた南区政100周年記念イベントの時の写真を投稿します。

2008年4月20日撮影


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